2022年8月8日月曜日

「最軽量級の精密機械」リカルド・ロペス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

WBA・WBC・WBO世界ストロー級、J・フライ級王者。WBC世界ストロー級王座防衛戦。平野公夫戦、李敬淵戦、プリティボーイ・ルーカス戦を紹介します。

リカルド・ロペス(メキシコ)

身長165cm:オーソドックス(右構え)

リカルド・ロペス 8R TKO 平野公夫

(WBC世界ストロー級タイトル戦、1991年)

「最軽量級の精密機械」リカルド・ロペス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

8R:右ストレートで平野がダウン

(感想:ロペスがタイトル防衛。大橋秀行を破ったロペスの初防衛戦。再びロペスが来日。平野はWBC7位のサウスポー。日本J・フライ級王座を獲得したことがある。TV実況は杉浦滋男、解説は花形進、井岡弘樹(WBC世界ストロー級初代王者)。平野がダッキングしながら右ジャブ、左ストレート。ロペスはガードを上げてジャブ、ワンツー、左フック。1Rから右ストレートをヒットさせるロペス。平野は接近するがディフェンスされる。8R、ワンツーを食う平野。左フックからの右ストレートでダウン。倒れると同時にレフェリーは試合を止めた。平野は的を絞らせないようにしようとよく動いていたが、結局はロペスが正確なパンチで勝利。平野は7Rに右ストレートを決めるなど、打たれながらも最後まで攻める姿勢だったのが良かった。ジャブにもっとパワーがあれば、といったところ。)


リカルド・ロペス 12R 判定 李敬淵

(WBC世界ストロー級タイトル戦、1991年)

「最軽量級の精密機械」リカルド・ロペス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

12R:右ストレートで李がダウン

(感想:ロペスがタイトル防衛。韓国で行われたロペスの二度目の防衛戦。WBC1位の李は元IBF王者。井岡弘樹が王者だった頃にこのWBC王座に挑戦してTKO負けしたことで日本でもおなじみ。ダッキングしながら前進する李。接近して左右フックを振るうが、攻めが粗く、パンチが当たらない。しかも、クリンチ時にラビットパンチを連発。ロペスはそんな李にイラ立ちながら、接近戦で左右フック。李は4Rにローブロー、6Rにはヘディング。さらに10R、11Rの終了後に手を出し、ロペスがエキサイト。12R、右ストレートのカウンターで李がダウン。しかし、レフェリーはこれをダウン扱いせず。判定は3-0。李のラフファイトに手こずったロペス。左右フックにパワーはあったが、大橋をKOした時のような強さを見せることはできなかった。なぜか李に甘かったレフェリー。反則されまくったロペスが気の毒に思えた。)


リカルド・ロペス 12R 判定 プリティボーイ・ルーカス

(WBC世界ストロー級タイトル戦、1992年)

「最軽量級の精密機械」リカルド・ロペス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:ロペスがタイトル防衛。メキシコで行われた試合。王者ロペスはこれまで全勝で、これが三度目の防衛戦。フィリピンの挑戦者ルーカスはWBC7位。フィリピン王者にはなったが、サムット・シスナルポン、ファーラン・ルークミンクワン(いずれもタイ人)とIBF王座を争って王座獲得ならず。共にガードを上げてジャブ、右ストレート。ただし、パンチの伸び、踏み込みの速さ、左の多彩さではロペスの方が上。ロペスの右ストレート、左フックがヒット。6R、ルーカスが左フックでダウン寸前に。ルーカスは右ストレートを使うが、ディフェンスされてしまう。判定は大差の3-0。力量差を感じた試合。これだけ差があるのならロペスにはKOを狙って攻めて欲しかったところ。後、ルーカスはジェイコブ・マトララの持つWBO世界フライ級王座に挑戦して判定負け。チャンスには恵まれたが、世界を獲得することはできなかった。)

リカルド・ロペス①

ホセ・ルイス・セペダ戦、ホルヘ・リベラ戦、大橋秀行戦

リカルド・ロペス③

シンプラサート・キティカセム戦、ロッキー・リン戦、呉光洙戦

サマン・ソーチャトロン戦、トートー・ポー・ポンサワン戦、マニー・メルチョル戦

ケルミン・グアルディア戦、ヨドシン・セーンモラコット戦、ハビエル・バルゲス戦

ヤミル・カラバジョ戦、アンディ・タバナス戦、アラ・ビラモア戦

キティチャイ・プリーチャ戦、モーガン・ヌドモ戦、朴明燮戦

リカルド・ロペス⑧

モンコン・チャロエン戦、アレックス・サンチェス戦、ロセンド・アルバレス戦(初戦・再戦)

ウィル・グリッグスピー戦、ラタナポン・ソーウォラピン戦、ゾラニ・ペテロ戦(ラストファイト)

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