2022年7月17日日曜日

「回転の速い連打」メルドリック・テーラー②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

IBF世界J・ウェルター級、WBA世界ウェルター級王者。世界王者になる前の試合。ダニー・バルガス戦、ロケ・モントヤ戦、プリモ・ラモス戦(初戦)を紹介します。

メルドリック・テーラー(アメリカ)

身長171cm:オーソドックス(右構え)

メルドリック・テーラー 2R KO ダニー・バルガス

(ライト級戦、1986年)

「回転の速い連打」メルドリック・テーラー②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

2R:右ストレート、左ボディフック(?)、右フックで3度、バルガスがダウン

(感想:テーラーはこれまで12勝(7KO)1分。バルガスは13勝(10KO)6敗の中堅どころ。テレンス・アリらに敗北し、ここ最近は二連続KO負け。サウスポースタイルのバルガス。テーラーは素晴らしく速いジャブを連打し、ワンツー、左フック。「ジャブ、右ストレート、ジャブ」のコンビネーションを鋭く突き刺す。オーソドックス(右構え)にスイッチするバルガスはたまにジャブ、右ストレートを打つが、手数は少ない。2R、右ストレートがキレイにカウンターとなってバルガスがダウン。ラッシュをかけるテーラー。左ボディで二度目(映像では、パンチが速すぎることとTVアングルでよく見えなかった。たぶん、左ボディだと思う)。最後は右フック。テーラーがスピードで圧勝。最初のダウンを奪った右で勝負がついた印象。バルガスは良いパンチを持っていたが、手数があまりにも少なかった。テーラーを惑わせようとしたのかもしれないが、無意味で中途半端なサウスポースタイル。元々、サウスポーではないのでは?)  


メルドリック・テーラー 10R 判定 ロケ・モントヤ

(J・ウェルター級戦、1987年)

「回転の速い連打」メルドリック・テーラー②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:9R,10Rのハイライトで観た試合。モントヤはメキシコのライト級王座を獲得したことがある選手であるが、トニー・バルタザー、ヘクター・カマチョ、エドウィン・ロサリオには敗北している。長いジャブ、右ストレート、やや振りが大きめの左フックを使うモントヤ。動きのスピード、パンチのキレはそこそこであるが、当たったら効きそうな伸びのある右ストレートが印象的。テーラーはジャブ、右ストレート、接近してフック。若干、動きが重い印象で、時折パンチを食う。判定は3-0。テーラーがジャブ、パンチの正確さで勝利。モントヤの大きいパンチは力強さはあったが、ディフェンスされてしまった。)  


メルドリック・テーラー 10R 判定 プリモ・ラモス

(J・ウェルター級戦、1987年)

「回転の速い連打」メルドリック・テーラー②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:ラモスはメキシコのライト級王座を獲得しているパンチャー。一発一発にパワーを込めるタイプ。速いジャブを連打するテーラー。接近してボディ打ち。ラモスはテーラーのスピードに押され気味で、下がりながらジャブ、フック。判定は3-0。テーラーが回転の速い連打で勝利。手数が評価されたと思われるが、パワーもあった。ラモスは全てのパンチにパワーを込める打ち方。もう少し強弱をつけて手数を増やすべきだった。そんなラモス。後、フランキー・ランドールを2RでKOする番狂わせで北米ライト級王座を獲得。テーラーと再戦することになる。)

メルドリック・テーラー①

ルーク・レッセ戦、ハロルド・ブレーザー戦、ハワード・デービス戦

イルレイス・ペレス戦、バディ・マクガート戦、ジョン・ミーキンス戦

コートニー・フーパー戦、ハイメ・ロッキー・バルボア戦、プリモ・ラモス戦(再戦)

アーロン・デービス戦、ルイス・ガルシア戦、アーニー・チャベス戦

グレンウッド・ブラウン戦、クリサント・エスパーニャ戦、クレイグ・ホーク戦 

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