2023年2月25日土曜日

「ブルックリン出身の猛毒」ジュニア・ジョーンズ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

世界バンタム、J・フェザー級二冠王。全米王座戦のエディ・ランゲル戦、ホセ・キリノ戦、フェリサルド・カラスコ戦を紹介します。「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

ジュニア・ジョーンズ(アメリカ)

身長173cm:オーソドックス(右構え)

ジュニア・ジョーンズ 7R TKO エディ・ランゲル

(全米バンタム級タイトル戦、1992年)

「ブルックリン出身の猛毒」ジュニア・ジョーンズ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

1R:左ジャブでランゲルがダウン

4R:右ストレートでランゲルがダウン

6R:右アッパーでランゲルがダウン

7R:連打でランゲルがダウン

(感想:ジョーンズがタイトル防衛。これまで24戦全勝(16KO)のジョーンズ。全米王座の初防衛戦の相手はかつてこの王座を持っていたランゲル(アメリカ)。25勝(16KO)8敗2分で、オルランド・カニザレスのIBF世界バンタム級王座に挑戦してKO負けしたことがある。王座奪回なるか、といったところ。ニューヨークでの一戦。1R、スリムな体つきのジョーンズ。ジャブを始めとするパンチにはキレがある。ランゲルは左を使いながら右ストレートを出すが、攻撃の正確さに欠ける印象。左ジャブでランゲルがダウンしたが、レフェリーはこれをスリップ扱い。接近戦。ジョーンズがパワフルなフック連打。ランゲルは応戦。4R、強烈な右ストレートでランゲルがダウン。6R:右ストレートでグラついたランゲルが右アッパーでダウン。7R開始早々、ジョーンズがラッシュ。連打でランゲルがダウン。ダウンと同時に試合ストップ。数字の上ではジョーンズが圧勝。しかしながら、やはりディフェンスに危うさが感じられる攻め方だった。ランゲルのその後。ウェルカム・ニシタ、ティム・オースティンといった実力者に敗れ、いいところなしでリングを去った。)


ジュニア・ジョーンズ 3R KO ホセ・キリノ

(全米バンタム級タイトル戦、1992年)

「ブルックリン出身の猛毒」ジュニア・ジョーンズ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

3R:左フックでキリノがダウン

(感想:ジョーンズがタイトル防衛。二度目の防衛戦。挑戦者キリノはメキシカンで、前WBO世界J・バンタム級王者(32勝(12KO)8敗)。この試合はジョニー・ブレダルに敗れて初防衛に失敗した再起戦。ラスベガス「Thomas & Mack Center」での一戦(メインは「イベンダー・ホリフィールド vs. リディック・ボウ」の世界ヘビー級王座戦。ホリフィールドが初黒星を喫した興行)。左のガードを下げた構えからジャブを飛ばすジョーンズ。ワンツーからの左ボディ打ちがパワフル。キリノは相手の長いジャブに押され、攻撃が単発に終わる。3R、右ストレートからの左フックでキリノがダウン。立てず、KO。体格差&パワーでジョーンズ勝利。パワフルではあったが、腕力に頼った感じの打ち方がどうも気になる。キリノは後、マーク・ジョンソンやマイケル・カルバハルらにKO負け。負けが込んだキャリアとなったが、当時の名のある選手と多く対戦した。) 


ジュニア・ジョーンズ 2R KO フェリサルド・カラスコ

(バンタム級戦、1993年)

「ブルックリン出身の猛毒」ジュニア・ジョーンズ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

2R:左ボディフックでカラスコがダウン

(感想:ジョーンズがノンタイトル戦。カラスコはメキシカンで、これまで14勝(7KO)5敗。ジョーンズが速いジャブ、ワンツー、左右フック、ボディ打ち。動きがリズミカル。カラスコは攻められながらもショートパンチで食い下がる。2R、ジョーンズが強烈な左ボディ。カラスコが間を置いてダウン、KO。結果は妥当なところ。ジョーンズは力むクセがあるが、この試合では攻めのテンポが良かった印象。)

ローランド・ボホール戦、ダドイ・アンデュハル戦、ディエゴ・アビラ戦

ファン・サラサール戦、フランシスコ・アルバレス戦、ホルヘ・フリオ戦

エルビス・アルバレス戦、ジョン・マイケル・ジョンソン戦、ダリル・ピンクニー戦

マルコ・アントニオ・バレラ戦(初戦・再戦)、トム・ジョンソン戦

ポール・イングル戦、マイク・ファレス戦、イバン・アルバレス戦(ラストファイト) 

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