2022年6月24日金曜日

「韓国の鷹」張正九③「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

WBC世界J・フライ級王者。韓国で行われた世界王座防衛戦。倉持正戦、ヘルマン・トーレス戦(再戦)、フランシスコ・モンティエル戦(初戦)を紹介します。

張正九(韓国)

身長161cm:オーソドックス(右構え)

張正九 12R 判定 倉持正

(WBC世界J・フライ級タイトル戦、1984年)

「韓国の鷹」張正九③「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:張がタイトル防衛。日本J・フライ級タイトルを王座決定戦で獲得した倉持が韓国で世界挑戦。ボクサータイプの倉持。足で距離を取りながらジャブ、右ストレート、左フック。張は接近して右ストレート、左フックからの右フック、ボディ連打。ジャブを連打する倉持だが、張はダッキングでかわす。5R、張のワンツーがヒットして倉持がピンチ。8R、張が右腕をぐるぐる回して大きな左フック。張が攻め続けて12R終了。判定は3-0。張が右ストレート、左フックで勝利。倉持はキレイなジャブ、右ストレートを打っていたが、タフな張を止めることはできなかった。)


張正九 12R 判定 ヘルマン・トーレス

(WBC世界J・フライ級タイトル戦、1985年)

「韓国の鷹」張正九③「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:張がタイトル防衛。再戦。初戦は張がダウンを三度奪い、細かくパンチを当てるテクニックで勝利。張はいつものような「コリアンファイター」な動き。トーレスは左ジャブ、左フック、と左を中心に試合を進め、接近してボディ攻撃。互いにクリーンヒットが少ないまま終了。判定は2-0。トーレスのボディ打ちが良かったような気もしたが、張が競り勝った。)


張正九 12R 判定 フランシスコ・モンティエル

(WBC世界J・フライ級タイトル戦、1985年)

「韓国の鷹」張正九③「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:張がタイトル防衛。挑戦者モンティエルはこれまで18勝(14KO)3敗。メキシコのJ・フライ級王座を獲得しているが、ヘルマン・トーレスにはTKOで敗北。「仙台モンティエル」のリングネームで日本でも試合をし、杉本光一を1RでKOしている。王者の張は27勝(12KO)1敗。体格は張の方が大きい。共にフットワーク、ジャブ、接近戦では左右フック。攻める張は右を当てようとし、モンティエルは左フックで応戦。受け身の姿勢のモンティエル。パンチの正確さにも欠ける。張が右ストレート、左ボディ打ち、連打で攻める。判定は3-0。張が攻める姿勢で勝利。ワンツーが良かった。モンティエルは左フックは悪くはなかったが消極的。タイトルを獲りに行く気迫に欠けていたように見えた。)

張正九①

アマド・ウルスア戦、イラリオ・サパタ戦(初戦・再戦)

張正九②

ヘルマン・トーレス戦(初戦)、ソット・チタラダ戦(初戦)、渡嘉敷勝男戦

張正九④

ヘルマン・トーレス戦(三戦目)、フランシスコ・モンティエル戦(再戦)、大橋秀行戦(初戦)、エフレン・ピント戦

張正九⑤

アグスチン・ガルシア戦、イシドロ・ペレス戦、大橋秀行戦(再戦) 

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