2024年6月26日水曜日

「サーカス出身のフェザー級」ホルヘ・パエス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

IBF・WBO世界フェザー級王者。ノンタイトル戦。フェルナンド・セグラ戦、ジョニー・デラローサ戦、ラモン・フェリックス戦を紹介します。

ホルヘ・パエス(メキシコ)

身長165cm:オーソドックス(右構え)


ホルヘ・パエス 4R 判定 フェルナンド・セグラ

(ライト級戦、1989年)

「サーカス出身のフェザー級」ホルヘ・パエス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:IBF世界フェザー級王者パエスが何と4回戦に出場(約一ヶ月後に防衛戦を控えている状況。「コンディション調整」のための試合と思われる)。セグラもメキシカン。1982年デビューのベテラン。ブルーノ・ラバナレス(ビクトル・ラバナレスの兄弟?)、ロッキー・ロックリッジに敗れるなど負けが多い。メキシコシティでの一戦。セグラはテンポの良いボクシングをする男。パワーは感じられないが、ジャブ、ストレート、左フック、ボディ連打。左フックをダブルで打つなど器用さもある。パエスは上体の柔軟さを利用して相手の攻撃をかわし、隙を突くフック、インサイドからのアッパー気味のパンチ。2R、セグラがサウスポーにスイッチ。パエスは左フックに当てる巧さ。4R終了。判定は3-0。ディフェンスと当てるテクニックでパエス勝利。セグラは巧い選手だが、パワー不足。その後、ミゲル・アンヘル・ゴンザレス、ファン・マルチン・コッジにKO負け。敗北は多かったが、名のある相手と試合できた。) 


その後のパエス

ルペ・グチェレス、トロイ・ドーシー、ルイ・エスピノサ(再戦。WBO王座獲得)、トロイ・ドーシー(再戦)相手にIBF王座防衛。しかし、ここまで。トニー・ロペスのIBF世界J・ライト級王座に挑戦して判定負け。IBF世界フェザー級王座返上。パーネル・ウィテカーの統一世界ライト級王座に挑戦して判定負け。その後もメジャー団体の世界王座に挑戦したが、勝てず。結果的に世界戦での勝利はルイ・エスピノサとの再戦が最後となった。


ホルヘ・パエス 10R 判定 ジョニー・デラローサ

(J・ウェルター級戦、1992年)

「サーカス出身のフェザー級」ホルヘ・パエス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:ウィテカーに敗れたパエスが再起二戦目。デラローサはドミニカ人。身長175cm。デビューから連勝し、主戦場をアメリカに。ファン・ラポルテのWBC世界フェザー級王座に挑戦して2-1の判定負け(1983年)。世界王者になる前のアントニオ・エスパラゴサにTKO負け。その後、連勝でWBC米大陸王者に(J・ライト級)。しかし、ロッキー・ロックリッジのIBF世界J・ライト級王座への挑戦はTKO負け。このところ試合間隔が長めの状態でパエス戦。メキシコシティでの一戦。身長差がある二人。スリムなデラローサ。シャープなジャブ、右ストレート。しかし、パワーはあまり感じられない。パエスはいつものように好戦的な態度でジャブ、手首を回しながらフック。次第にエンジンがかかってきたデラローサ。右ストレートからの左ボディ打ちにパワー。しかし、距離を取ってカウンターを狙う受け身の姿勢は変わらない。4R終了後にハプニング。肩をぶつけられたパエスがデラローサに怒りの一発(陽気なパエスがキレた表情)。その後も右フック、左ボディ打ちで攻めるパエス。デラローサはインサイドからのアッパー気味フックなどの良いパンチを持っているが、攻める姿勢ではない。10R、パエスがオーバーな派手な動き。10R終了。判定は3-0。パエスが攻勢点で勝利。バク転して勝利を喜んでいた。デラローサは筋の良いボクシングをしていたが、押され気味。全盛を過ぎていたのだろう。この後もデラローサはブランクがち。最後は二連敗で引退。全盛期に実力者に阻まれた不運があった。)


ホルヘ・パエス 8R TKO ラモン・フェリックス

(J・ウェルター級戦、1993年)

「サーカス出身のフェザー級」ホルヘ・パエス②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(ダウンシーン)

8R:右ストレートでフェリックスがダウン

(感想:デラローサ戦後、連勝だったパエスだが、ラファエル・ルエラスとの北米ライト級王座決定戦でTKO負け。フェリックス戦は再起二戦目(プロ54戦目。93年初試合、3月)。フェリックスもメキシカン。王座戦の経験が無い中堅どころ。グレゴリオ・バルガスにKO負けしたことがあり、このところ二連敗中。ラスベガス「ヒルトン」での一戦(レフェリーはトビー・ギブソン)。忙しいボクシングをするフェリックス。足で距離を取りながらジャブ連打、右ストレート、フック連打、ボディ打ち。パエスは前進し、右ストレート、フック。気合いの入った連打攻撃をするフェリックス。しかし、打ってはまた距離を取り、KOを狙うような攻めではない。5R、連打するフェリックス。パエスは思わずフェリックスの頭を抱える。6R、走って逃げるフェリックスにレフェリーが警告。パエスは右マブタから出血し(バッティングであろう)、攻撃を強める。8R、左フックを打たれ続けるフェリックスが右ストレートでダウン。倒れると同時にレフェリーは試合を止めた。パエスが力強い勝利。相手の手数に受け身になるシーンもあったが、しっかりブロックして最後は正確なパンチで仕留めた。フェリックスはよく頑張る選手。しかし、倒しに行くパワフルなタイプではなかった。その後、フェリックスは数試合やって引退。最後の相手はシェーン・モズリーで、1RでTKO負けだった。)

ホルヘ・パエス①

カルビン・グローブ戦(再戦)、ルイ・エスピノサ戦(初戦)、アラン・マキトキ戦

ホルヘ・パエス③

ホセ・ビダ・ラモス戦(初戦)、ファン・マシアス戦、オーギー・サンチェス戦

ホルヘ・パエス④

マイク・ファレス戦、アグスティン・ロレンソ戦、ロドニー・ジョーンズ戦、スコット・マクラッケン戦 

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