2023年2月6日月曜日

「タイの正統派」ソット・チタラダ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

WBC世界フライ級王者。日本、韓国での世界王座戦。神代英明戦、金容江戦(初戦、再戦)を紹介します。「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

ソット・チタラダ(タイ)

身長161cm:オーソドックス(右構え)

ソット・チタラダ 8R TKO 神代英明

(WBC世界フライ級タイトル戦、1988年)

「タイの正統派」ソット・チタラダ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:ソットがタイトル防衛。ソットが来日し、六度目の防衛戦。挑戦者はサウスポーの神代。デビュー以来、七連勝ではあるが、ソットに挑戦するには経験不足では? という声もある。右と左の構えの違いはあるが似たような戦い方の両者。神代は左ストレートを決めるシーンもあったが徐々にパワーに押され、負傷により7R終了でTKO。ジャブ、ストレートが速くて強かったソット。4Rには神代を投げ飛ばし、気の強さも見せた。)


金容江 12R 判定 ソット・チタラダ

(WBC世界フライ級タイトル戦、1988年)

「タイの正統派」ソット・チタラダ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:金がタイトル獲得。ソットが韓国で七度目の防衛戦。挑戦者の金はこれまで全勝。韓国王座、東洋太平洋王座(いずれもJ・フライ級)を獲得。階級を上げて、フライ級で世界初挑戦。力を込めてジャブを打つソット。フットワークとジャブで打ち合わない金。4R、右ストレートでソットがダウン寸前に。その後、金が時折右をヒットさせて12R終了。判定は3-0。逃げ回る金にうっかり油断してストレートを打たれてしまったソット。力み過ぎで空振りが多かった印象。ジャブをもっと多めに出していれば勝てたと思うが、残念な負け方。)


ソット・チタラダ 12R 判定 金容江

(WBC世界フライ級タイトル戦、1989年)

「タイの正統派」ソット・チタラダ②「世界チャンピオン列伝:ボクシングブログ」

(感想:ソットがタイトル奪回。再起三連勝のソット。王座奪回を目指し、地元タイで金に挑戦。共にブルー系のトランクス。似たタイプ同士の試合は再びジャブ、ストレート、左フックを使うオーソドックスな内容。攻めるソット、金は足を使いながら隙を狙う。パワーではソットが上か? 攻めようとする意識が強いソットだが、力みすぎか、つんのめってスリップダウン(4R)。打ち合わない金。しかし、6R、パワーが乗った右ストレートを放ち、8Rには右ストレート、左フック。終盤にもパワフルなパンチ。12R終了。判定は2-1。前半の消極策がたたって金が惜しい敗北。良いパンチを持っていたのにもったいない負け方。ソットは金の攻撃をスウェーやバックステップでかわして良いパンチを打っていたが、相手を圧倒するということはなかった。) 

チャーリー・マグリ戦、フレディ・カスティーヨ戦、安来基戦

リック・シオドラ戦、リチャード・クラーク戦、張正九戦(再戦)

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